【働くママアンケート】では、日本の社会がいかに「働く女性」を受け入れる体制が整っていないかが、改めて浮き彫りになりました。
小学校に上がる前の子どもを持つ親(特にママ)がいざ仕事探しをしてみると、ことごとく電話越しに断られたり、面接に落ちたりと厳しい話ばかりが聴かれます。
そんななかでもどうしたら「仕事に就きやすく」できるでしょうか。アンケート結果から見えてきた内容をもとに整理してみました。
作戦1.とにかく数を打つ
あなたや私が実感しているとおり、「子供のための急な欠勤」を一切気にしない企業はほとんどありません。どこも人不足で、シフトに急な穴を開けられたら困るのです。
ですがそれでも現実に子持ちを歓迎している企業は存在します。「自分の条件に合う会社」に巡り会えるまで問い合わせ、応募を続けるしかありません。
1.ハローワーク
窓口に行かなくてもハローワークインターネットサービスでネット検索もできますが、窓口で担当者に相談に乗ってもらった方がその後の方針がよりはっきりします。
2.インターネット求人
「主婦歓迎」などの条件絞り込みが使いやすいです。
3.街の無料求人雑誌(フリーペーパー)
いまどき情報取得効率はそこまで高くないとも言えますが、「働くママ特集」など特集ページを組んでいるケースもあります。
作戦2.正直に話す。「それでも来て」と言われるまで
「子どもが3歳で、病気になったときは急な欠勤もしなければなりません」
応募の電話やメールでは正直に話します。いわゆる門前払いされる頻度は相当高くなりますが、かえって効率的です。できるだけ採用されるよういい話ばかり切り取っても、お互いのためになりません。
正直な条件を伝えて、それでも面接を希望する会社であれば出向けばいいのです。時間や手間の浪費は最小限に抑えられます。
作戦3.履歴書や面接では前向きアピールを
「子どもが病気の際はご迷惑をおかけすることもあるかとは存じますが、他に何もない日でしたら残業や、他部署のお手伝いもできます」
「子どもを送るため遅番が第一希望ですが、事前に分かるようであれば早番の日があっても大丈夫です」
「業界は未経験ですが、他の空き時間のすべてを勉強時間にあてるつもりでがんばります」
できないことは正直に、できることは前向きに。できるかできないか曖昧なものも、マイナス面よりもやる気を押し出します。無責任と思われず誠意のある方だと受け取られれば、採用可能性も高まります。
番外.ネット収入という選択肢
また、もしも現役時代になにかスキルを確立していた場合、在宅ワークで活かすという選択肢もあります。