【働くママアンケート】「子どもを持って就活。苦労はありましたか?」163人に聞きました【対応策】

「子どもも、もう2歳になったし、働きに出ないとな…」

そんなときに立ちはだかるのが就職の壁。世の中のお母さんたちは、どんな思いで就活をされていたのでしょう。

「小さな子どもを持ちながらの(再)就職に苦労はありましたか?」
163名にアンケートを取りました。

アンケート結果

【お子さんを持つ母親】就活で苦労はあった?アンケート
【お子さんを持つ母親】就活で苦労はありましたか?

割合(人数)
苦労はあった 86.5%(141人)
苦労はなかった 13.5%(22人)

実施期日:2018年9月10日~18日 対象:子どもを持ちながら就活したことのある母親163名

実に86.5%のお母さんたちが「苦労はあった」と答えています。

わたしも三人兄弟、両親は共働きでしたが…計り知れない苦労があったんだなっていまになって思います

面接に行く苦労から始まる

面接の約束を取り付けるワーキングマザー

苦労はあった: まず面接に行く際に、その日数時間だけ子どもを預ける所がなかなかなく、一時預かりをしている保育園に手あたり次第電話し、やっとの思いで見つけた。 (fukumi_001さん)

苦労はあった: 子供がまだ未就園児のため、面接のたびに預けるところを探さねばならないから。 (zaitaku_aykさん)

苦労はあった: 頼れる人がいなかった為、子連れでの面接でも可能か伺い面接してもらった。 (yokotasuzunaさん)

苦難は面接の日時を決める前から始まっているようです。家族や親族で面倒を見てもらえる家庭ならいいのですが、そうでない場合、預け先探しに奔走するか、子連れでよいか確認するところから始めなければなりません。

「子連れでもいいですよ」と言ってくれた面接こそチャンスという見方もできますね

「面接で詮索される」苦労

よく眠る子ども
いざ面接にこぎ着けた先には……

アンケートの記入欄には、お母さんたちの悲痛な声が並んでいました。

苦労はあった: 「子供が病気になったらどうするか」は必ず聞かれました。休みますと言うと落とされるであろうことは予想していたので、かといって子供が病気の時は休まざるを得ないので、困りました。 (lavande_kさん)

苦労はあった: 面接の際に「急に子供の用事で休む可能性のある人はちょっと厳しい」と言われ、嫌な顔をされることがあった (ccangel1005さん)

苦労はあった: 「大事な会議を控えていて子供が具合悪くなったらどっちをとりますか?」という質問をされ、「子供」と答えたら鼻で笑われました。 (dachs_01さん)

苦労はあった: 子供優先OK!と謳っていても、実際面接では「早く帰られるのは困る」などと言われる。 (sprite771さん)

苦労はあった: 小さいうちは子どもと一緒にいてあげたほうがいいのではと聞かれ返答に困ってしまった。 (koliさん)

苦労はあった: 子育てしながらの人って口だけなんですよね、と面接で嫌味を言われました (dachs_01さん)

かならず聞かれるのが「子どもが病気になったら?」「もしものときは?」です。

ここでも家族やご近所の協力体制があるかどうかで明暗が分かれます。

もしものときは子どもを優先するに決まってると思うんですが、世の企業様はそうではないということでしょうか。わたしは悲しい

保育園に入れないと就職できず、就職しないと保育園に入れないジレンマ

苦労はあった: 子供が小さく保育園にいれるにも仕事をしていないと入れてもらえないのに子供を預けることができないのに働かせてくれるところもなく八方塞がりでした (a1002t1220hさん)

苦労はあった: 子供が1才半位の時だったので就職が決まらずに保育所に通常保育で預かってもらえませんでした。面接に行くときは、実母に預けて行ったり、保育所の時間保育で預けたりしました。(majuomiさん)

苦労はあった: 子供の保育園が決まらず、面接に行くと「必ず保育園に入れますか?」と聞かれた。会社側は保育園が決まれば・・・と言い。役所側は就職が決まれば・・・と言い、なかなか決まらなかった。 (nako2017さん)

卵が先か鶏が先かの問題です。こんなばかな話はないと思いますが、現実問題、保育園不足が叫ばれおり、こういった措置にせざるをえないのでしょう。

「保育園にはいれます」と、堂々と宣言してから企業の内定をもらい、それを元に本当に保育園に入れて貰えば嘘にならないんじゃ?

「苦労はなかった」の声

苦労されているお母さんが多い一方で、就活に関して「苦労がなかった」という回答も1割強を占めました。一般的には苦労が多い世の中。どのような面で「苦労がなかった」のでしょう。

苦労はなかった: 主婦が働きやすい環境の職場に、すんなり就職出来たから。 マザーズの求人を中心に、最重要条件を絞り求人活動をする。 (hohoemi17さん)

苦労はなかった: 福祉系の資格を複数持っているので、求人はたくさんありその中から希望の職場を選ぶことができた。 (plug170さん)

苦労はなかった: 面接の際に、子供が熱をだしたらどうするのか、行事の時はと聞かれ、「お休みをください、その分平常勤務2倍働きます」と答えました。迷わずはっきり答えた事を評価して頂けて採用していただきました。(ayumisaiさん)

苦労はなかった: 当時は実家の支援が期待できたので、子供が病気になったときは?の問いに、実家に見てもらいます。という返答ができたため。(nono20さん)

やはり家族の助けがあって就職ができたという世帯のほか、「旦那に協力を依頼する」「ママ友に預ける」という声も。

では、親族や友人知人に頼れない母親に就職はムリなのでしょうか。いいえ、そんなことはないはずです。対応策を一緒に考えていきましょう。

というか、旦那さんとその会社の協力も、当然あるべきでしょうに…

考えられる対応策

パソコンを見る幼児

対応策1.資格を活かす

苦労はなかった: 看護師の免許を持っており、子持ちが多くて理解のある職場を友人から紹介してもらい、就職することができました。もしも看護師でなければ、就職することは難しかったと思います。 免許は持っていたほうが良いです。また、子どもがインフルエンザなど長期で休まなければいけない場合はどうするかを事前に決めていたほうが、就職でも優位になると思います。 (haruki3さん)

苦労はなかった: 管理栄養士の資格を持っていたので、その資格があると有利な福祉施設などを狙って就活をしたので、勤務時間では多少話し合いはしましたが、おおむね良好に話が進みました。 何か資格や経験があると強いなと思いました。特殊な資格を後から取るのは大変ですが、例えば通信で取れる資格もあります。またアルバイトでもいいから関わったことのある職種は、全くの新人さんより経験をかってもらえるのでは?と思います。 (ma_kaeさん)

「資格、免許が役に立った」という声が一定数ありました。特に学校や専門学校を出る必要のあるものは強いようです。また、その準備をしていなかったからといって諦める必要はありません。次をご覧ください。

対応策2.マザーズハローワークを利用する

マザーズコーナーマザーズハローワーク

普通のハロワはすごく混んでいて順番待ちがすごいけど、マザーズハローワークは空いていていつも行けばすぐ相談できたしキッズコーナーもあるので助かった。主婦、母親というだけで冷遇されるのが日本の現状なので、それに負けないスキルや資格を身につけておくのは必要だと思う。 (plug170さん)

マザーズハローワークを利用しました。実際に履歴書や職務経歴書の添削を行って戴けたり、不安なことを相談出来たのでよかったです。 (rnaoさん)

・マザーズハローワークに通って情報収集(他のママさんの就職活動状況など含む)
→どんな仕事があるのか、実際他のママさんたちがどのような仕事(条件、勤務形態など)をしているか聞くことができる。
・すぐに応募できるように事前に希望する職種に合わせた履歴書・職務経歴書を準備しておく
・可能な限り条件をゆるめて仕事を探してみる
・子供の体調不良の時の対応について、夫や両親など可能な方へのヘルプや理解を求める。また、ファミリーサポートに登録する。病児保育ができるところの事前リサーチ。

マザーズハローワークを利用するという声が多く聞かれました。子育て中のパパママが利用しやすい相談窓口となっており、マザーズハローワークは子連れ、ベビーカー連れでも入りやすい設計がされています。

厚生労働省:マザーズハローワーク・マザーズコーナー

おわりに

個々の家庭が対応するというよりも、地域で、あるいは社会で取り組むべき「社会問題」だということが改めて浮き彫りになりました。

「夫の協力」という言葉がほとんど見られなかったのも、協力体制・協力意識の無さの表れではないでしょうか。

支援会が大きくなったらぜったい託児所つきにします

ぜひ、このアンケート結果を広めて下さい

回収したアンケートの全文はこちらです。紹介しきれなかったご意見が100件以上ありますので、時間があればぜひご覧ください。

全国退職者支援会(https://taishoku-support.com)の名前とURLハイパーリンクを明示して頂ければ、アンケート結果は引用して利用していただいて構いません。ぜひあなたの切り口でアンケート結果を分析して下さい。わたしたちの手で、世間の問題意識を高めていきましょう。

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