退職代行ってどうなの!?メリットとデメリットをご紹介

仕事を辞めたいと考えても、会社には退職を言い出しにくいという。こういった人は少なくありません。

退職したいことを伝えても引き留められるかもしれませんし、何か嫌味を言われたりするのではないかと不安になるものです。

しかし、最近では自分では退職を言い出せないような状況にある場合、「退職代行」というサービスによって退職を実現することが出来るようになっています。

退職代行とはどういったサービスなのでしょうか?
退職代行を利用するメリットやデメリットなどを紹介していきます。

退職代行とは?

退職して社員証を投げる女性

退職代行はここ数年で認知されるようになったサービスとなり、インターネットやテレビなどメディアでも取り上げられて話題になっています。

しかし、退職代行がどのようなサービスを行っているのかは詳しく知らないという人も多いでしょう。

退職代行がどういったサービスなのか見ていきましょう。

退職代行が提供するサービスとは?

退職代行は、労働者の代わりに退職の意思を会社に伝えるサービスです。

自分では会社に退職を言い出しにくい場合や、会社に退職を受け入れてもらえないといった労働上の問題があるような場合などに利用することができます。

退職出来ないということがストレスになってしまっている人のサポートをしてくれるサービスなのです。

退職代行サービスが普及している背景

会社を退職する際には、直属の上司に退職届を提出して退職したい旨を伝えるということが一般的です。

しかし、ブラック企業と呼ばれる企業による劣悪な労働環境や人手不足、人間関係などさまざまな原因によって、会社を辞めたくても辞められないという人が増加している傾向にあります。

厚生労働省が発表している「民事上の個別労働紛争の相談」では、職場でのいじめ・パワハラに次いで自己都合退職の相談が2017年には3万8945件と2番目に多かったことが記されています。

過去10年間の相談件数を見てみると約2倍に増加しており、退職に関する悩みを抱えている人は増加し続けている状況です。

そして、この退職に関する相談は「辞めたいのに辞めさせてもらえない」といった内容が多数含まれています。

会社からの圧力によって退職したいのに出来ないという労働者の悩みが退職代行というサービスを生み出したのです。

退職代行を利用するメリット・デメリットとは?

退職代行のメリットとデメリットを考える男性

退職したくても言い出せないような環境や、退職希望を伝えても会社に受け入れてもらえないような場合など退職代行を利用する人の理由はさまざまなものがあります。

退職するにあたって自分で退職を会社に伝えるのか、それとも退職代行を利用するのか、どちらが自分に向いているのかを知るためにも退職代行のメリット・デメリットについて知っておきましょう。

メリット①:どんなケースでも退職することができる

退職代行を利用すれば、会社から引き留めに合っているような場合や、ブラック企業で退職を言い出すタイミングがないというような場合などどんなケースであっても退職することができます。

なぜならば、法律によって「雇用は退職の申し入れから2週間の経過によって終了する」と定められているからです。

そのため、退職代行によって退職の意思を会社に伝えてもらえば、どんな会社でも2週間後には退職できるのです。

会社によっては就業規則で退職の1ヵ月前には申し出るという規則が設けられているケースもありますが、就業規則よりも法律が優位になるので、2週間後には退職を実現できます。

ただし、業務委託や取締役といった雇用関係のない立場の場合には、法の適用範囲外となります。

その場合は企業側との交渉が必要となりますので、弁護士の退職代行に相談することをおすすめします。

メリット②:退職手続きによるストレスを受けないで済む

退職を会社に言い出すということは、誰にとっても多少のストレスはあるものです。

直属の上司に顔を合わせて伝えることは気まずいものですし、人間関係が上手くいっていない場合であれば言い出すまでにストレスを一層感じてしまうでしょう。

退職代行を利用すれば、直接上司と顔を合わせることなく退職を伝えることができます。

有給が残っている場合であれば、有休を取得すれば即日退職することも可能なので、退職を伝えてから退職日までの出勤がストレスになるという心配もありません。

デメリット①:費用がかかる

退職代行を利用すれば、当然ですが費用がかかります。

自分で会社に退職を伝えれば必要のない費用なので、退職代行に依頼すると費用がかかってしまうことがデメリットだと感じる人は多いでしょう。

しかし、退職のストレスを無くしたり、スムーズに退職出来たりすることを考えると、費用がかかることは大きなデメリットではないと言えるでしょう。

デメリット②:トラブルに対応できないケースもある

退職代行サービスは、民間業者弁護士が行うものの2種類があります。

民間業者の場合は退職の意思を伝えたり、退職手続きに必要な書類などのサポートを行ったりすることができます。

しかし、有給や残業代などの交渉、パワハラなどの慰謝料請求といったトラブルの解決は民間業者では対応出来ません。

こういったトラブルを抱えて退職をしたい場合には弁護士が行う退職代行を利用すべきです。

費用は民間業者の方が安いことから民間業者を選ぶ人も多いかもしれませんが、費用ではなく自身の状況に合った依頼先を選ぶべきです。

こんな人に退職代行がおすすめ!

退職代行をおすすめするサラリーマン

退職代行を利用するメリット・デメリットを紹介しましたが、どんな人に退職代行はおすすめなのでしょうか?

もちろん自分で解決できるという場合であれば問題ありませんが、以下のような場合には退職代行を利用することを検討してみてください。

  • 会社が退職を受け入れてくれない
  • 退職を言い出せずに時間だけが過ぎている
  • 退職に関する悩みで心労などの不調がある
  • セクハラやパワハラに悩んでいる

とくに退職に関してストレスを受けて体調不良や精神的に辛くなっているような場合や、セクハラ・パワハラ・過労などに悩まされているような場合は、まず第一に自分のことを考えましょう。

自分が退職することで同僚に迷惑をかけるのではないかと周囲を心配するよりも、自分を今の状況から少しでも早く助ける方法を取るべきです。

まとめ

スムーズに退職できないことに悩んでいる場合は、退職代行の利用を検討してみましょう。
退職に関するストレスやトラブルから解放され、次のステップへ進むことに集中できるようになります。

相談は無料で行っている業者や弁護士事務所もありますので、一人で悩まずに相談されてみて下さい。

わたしたちは、退職後の支援を必要とする方々に必要な情報をお届けし、よりよい社会環境の発展に貢献致します。

当会は職場で悩める人に寄り添うサービスを信念に、過去・現在・未来のすべてをプロが支援できる体制を整えています。
退職に関して不安なことがありましたら、お気軽にお問い合わせください。ご相談は無料でお受けいたします。

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