【アンケート結果】在宅勤務でストレスは増えた?男女500件アンケート

新型コロナウィルスの影響により、在宅勤務(リモートワーク)に切り替える企業も増えてきました。

果たして在宅勤務に変わったことにより、人々のストレスはどのように変化したのでしょうか?独自アンケートを取りました。

在宅勤務によりストレスは増えた傾向にある

在宅勤務でストレスは増えた?アンケート結果

調査方法:全世代の男女を対象にインターネット調査 実施期間:2020年4月18日~19日 回答数500件

在宅勤務でストレスは増えましたか 比率(回答数)
減った 37.4%(187人)
増えた 56.0%(280人)
変わらない  6.6%(33人)

実に過半数が「ストレスが増えた」と回答しています。

理由について、個別の回答を見てみます。

ストレスが減った理由

通勤がないだけでありがたい。(片道1時間以上かかる往復時間がない)(40代男性)

通勤時間がなくなった為、いつもより遅くまで寝ていられるので。(40代男性)

こどもの勉強にゆっくり付き合えるようになった。(40代男性)

前までは子供達との時間もあまり持てなかった為、今は子供達とたわいもない話が出来る時間に幸せを感じます(30代女性)

ペットと遊んであげる時間が増えた為。(30代女性)

食事を家族と取りやすいから(20代男性)

通勤時間が無くなることのストレス低減を挙げる方が多数でした。非常に分かりやすいメリットですね。

また通勤時間が無くなったことで家族と過ごす時間が増えたことに幸せを感じる方もいます。「何のために働いているのか」を見つめ直すきっかけになりそうです。

 

職場で雰囲気を悪くする上司がおり、常に緊張した嫌な雰囲気に耐えていたが、必要最小限の接触で済むためリラックスできる時間が増えた。(30代女性)

勤務中ずっと管理職による息が詰まる様な監視が続き、 発想が収縮してしまいますが、家で行うとストレスフリーで自由度が増えて、 発想も豊かになって仕事が進む(50代男性)

会社での人間関係のめんどうがなくなり、仕事にも集中できてストレスがなくなった(30代女性)

嫌いな同僚の顔を見なくてもいいから(30代男性)

煩わしい人間関係や、他人と顔を合わせる必要がなくなった点でストレスが低減した方もいます。

組織である以上、気の合う人や人間性の高い人たちばかりではないのが現実です。支援会としても、一時的ではあってもこのストレスが減ったのは好ましいことだと考えています。ですが根本的解決は別でアプローチする必要があります。

 

自宅で好きな音楽を聴きながら楽しく仕事ができている(20代女性)

休憩したいときに休憩できるから(30代男性)

やはり在宅勤務ですと自分らしく、自分の好きな時に、自分の好きなように働ける点がいいと思いますので、ストレスは減りました。(30代男性)

職場のパソコンの性能がいまいちなので、自分のパソコンで作業すると捗る。(40代男性)

自宅ならマイペースに仕事ができるという点も見逃せません。もしも勤務先でもイヤホンで好きな音楽が聴けたり好きなときに休憩が取れる環境だったら、少しはストレスなく仕事ができるかもしれませんね。

 

会社で顔を合わせず仕事ができるので、化粧をせずにすみ、時間の節約と肌のお休みができるため。(30代女性)

毎日のお弁当を作る面倒さがなくなりました。(30代女性)

スーツに着替えずにリラックスできる服装で働くことが出来る。(40代男性)

もともと自由な働き方を理想としていたので、体験できたため。(20代男性)

よそへ行くという行為が無くなったことで、さまざまな面倒ごとが無くなったのを喜ぶ方もいます。

ストレスが増えた理由

仕事のメリハリがない。 人目がないので緊張感がなく集中力を維持することが難しい。(30代女性)

いつでも仕事が出来る環境になってしまったことで、トータルの作業時間が増えてしまったため。(30代男性)

仕事とプライベートの区切りをつけるのが難しいと感じている(50代女性)

オンとオフの切り替えができない(40代男性)

自宅と勤務先という区別が無くなることで、オンオフ・メリハリの面でストレスを抱える方が多くいます。

物理的に仕事部屋を分けるなどができない場合、自分の意思で克服しなければならない部分も多く、辛い気持ちになるのも分かります。

 

いつも以上に上司から電話が来るようになったからです。(30代男性)

進捗報告の頻度が増えた(週一⇒毎日)(20代以下男性)

制限が増え、記録に残すこと守ることが増えて(50代男性)

セキュリティ面で制約があり、作業性が悪い。(50代男性)

取引先からの電話が直接個人の携帯電話にかかってくるようになってしまった。(30代男性)

在宅勤務になって、いっそう会社側からの干渉が増えた、という声もありました。

この辺も適切でないとマイクロマネジメント(細かい指示、監視)に陥る危険性があり、会社の方針や上司の質がより問われる時代に突入しました。

 

夫の飯まだ?が一番腹立ちます。(40代女性)

妻と接する時間が増え喧嘩が増えました。(30代男性)

仕事をしているというか、1日中ご飯を作っている気がする。(30代女性)

家族と言えどもずっと顔を合わせる状況だと、小さな喧嘩が絶えず疲れる。(30代女性)

子供がいるので、なかなか仕事に集中できず、電話やネット会議の時に邪魔されたりぐずったりされるのが一番困ります。(40代女性)

私は仕事をしているのに、在宅ではなく仕事の減った旦那がゲームをしたり昼寝をしたりしていて、家事をほとんどやらない事にストレスを感じる(40代女性)

家庭に起因するストレスも多く見受けられます。新型コロナウィルスの影響で学校も休みになり、特に母親の負担が大きい場面もあります。リモートワークの期間が決まっているならまだ我慢はできても、期間未定となるとうまい付き合い方・ルールづくりを考えなければなりません。

 

電話で連絡を取ると、皆イライラ・ギスギスしているようでちょっとした言葉遣いにイラっとくることがあり、仕事がやりにくいと感じることが多いです。職場に居ればある程度状況や雰囲気などを読み取って対応できることなのですが、それが出来ないので無用なストレスが溜まります。(40代女性)

チャットでのやり取りだと細かいニュアンスが伝えにくい。(20代以下男性)

対面していないことによるストレスもあります。ノンバーバルコミュニケーション(言葉以外の情報)が読み取れないのは、余計なすれ違いが発生するようです。

 

外に出る機会が減ってたくさん食べてしまい、体重の増加とともに「太ることのストレス」も増えました。(40代女性)

歩く回数が減った為、常に体が重く感じられる(30代女性)

ほとんど動かないので運動不足になる(40代男性)

在宅による運動不足も見逃せません。かなり自主的に運動をするようにしないと悪循環に陥りそうです。「通勤という強制力」も、時には良い方向に働くこともあるのですね。

 

明らかに人との会話が減り、寂しく感じる。(30代男性)

家族以外の同僚達と直接話す機会が減り、寂しい気持ちになる時があります。

人と会話することが減ったのが1番ストレス。自分の気持ちを発信して、目の前で反応を見れる環境がどれほどありがたかったのか、身に染みている。(30代女性)

職場でのコミュニケーションが減ったことで、寂しさやストレスが増すというケースもあるようです。支援会は「ブラックな会社」に注目していますから、職場の健全なコミュニケーションという当たり前の出来事を求める方たちに、少しはっとしました。

 

会社からパソコンを支給されてたが設定をすべて自分でしなくてはならなくて余計な仕事が増えたのがストレス。(20代女性)

これまで紙媒体で確認していたものがデータになるため、見比べたり訂正箇所の指示をしたりの作業が慣れない(40代男性)

急激に職場から自宅へ切り替わったことによるストレスもあります。この辺は徐々に吸収されていくと思いますが、大変多くの方が感じる苦労のはずです。

ストレスが変わらない理由

職場の底意地の悪い男の顔を見なくて済むので、外でのストレスは一つ減った。が、在宅で仕事しているとマンションの別室から爆音の音楽や男のわめき声など、騒音が聞こえてくる。(40代女性)

「満員電車に乗らなくて良い」 「引きこもりで息が詰まりそう」(30代男性)

在宅勤務による一長一短を挙げる方がいました。アンケート結果にも現れているとおり、職場の人間関係と、自宅にいることで発生するストレスの性質は明らかに異なります。

 

主人と分担して家事をするようになった。(30代女性)

元々インドアで家にいるのが好きだから。ストレスと言えばテレビでコロナの話しかしないこと。だから、テレビはほとんど見ていません。(30代女性)

朝起きる時間は自由だし、仕事も自分のペースでできる。なので、やる気が出てるときであれば、深夜にも仕事が可能。(30代女性)

ご自身や、ご家庭で一長一短のバランスを取ろうと模索している方もいました。その結果、ストレスのバランスも取れているのですね。素晴らしいことだと思います。

 

おわりに

新型コロナウィルスの影響により、世間では急激に在宅勤務へ切り替えざるを得なくなりました。環境の変化も大きいため、ストレスを感じる方も多かったと考えられます。

やや極端な話ですが、「けっきょく、どこにいても、環境に応じたストレスは存在する」と言えるかと思います。そして支援会では、ストレスを感じる方には給付金受給の対象になる可能性がある、と常々伝えております。お心当たりのある方はぜひご相談ください(支援会ラインはこちら

また支援会では、1ヶ月後などに再び同じアンケートを取った場合どのような変化があるか、推移を追いかけたいと思います。

アンケート結果は二次利用可能です

アンケート結果の全文は全国退職者支援会(https://taishoku-support.com)のハイパーリンクを明記した上でなら、アンケート結果の利用・加工が自由です。

ぜひ拡散、共有をよろしくお願いいたします。

アンケート結果全文はこちらです:https://docs.google.com/spreadsheets/d/1JBa2ZFlJKvpNsrdvTiDt_BVAmm0tBOQ6nNhRGrjihiY/edit?usp=sharing

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