ご存知ですか?
日本が公的に行なっている保障を「社会保障」と言いますが、その中でも「5大保険」と呼ばれるものがあります。
民間企業が独自で行っているものを民間保険、国が主導で推進しているものを社会保険といいます。 その「社会保険」には、大きく分けて5つの保険があります。
これが「5大保険」と言われているものです。
- 医療保険
- 年金保険
- 雇用保険
- 労災保険
- 介護保険
医療保険
・健康保険、国民健康保険、協会けんぽ、公務員等共済組合など
わたしたちが日本で暮らしている限り必ず加入する義務のある健康保険で、いわゆる「国民皆保険」と呼ばれるものです。
会社員か自営業か、勤め先などによって加入している健康保険が異なります。
多くの場合、会社員が「健康保険」で、自営業が「国民健康保険」となります。
年金保険
・国民年金、厚生年金保険
皆さんご存知の年金です。20歳になったり、20歳に満たなくても労働時間によっては必ず加入する義務のあるものです。
これも会社員か自営業かにより加入する年金が異なります。
会社員の場合が「厚生年金保険」で、自営業の場合「国民年金」となります。
雇用保険
条件に当てはまる労働者は必ず加入する義務のある保険です。
加入条件
- 週20時間以上の勤務をしている
- 31日以上雇用される見込みがある
逆に言えば、上記の条件に当てはまらない人は加入ができないということです。
- 自営業、経営者
- 週20時間未満のパート、アルバイト
- 日雇い、単発のアルバイトなど
労災保険(労働者災害補償保険)
業務中や通勤中の事故、災害を保障する保険です。
労働者は全員、加入する義務のあるものです。業務中や通勤中に限定されますので、業務中以外の怪我、病気については医療保険(健康保険)の管轄になっています。
介護保険
40歳から加入する義務のある保険です。
介護が必要となった際に、公的な介護サービスを原則1割負担で利用することができます。
労働保険と社会保険?
狭い意味では
- 雇用保険、労災保険の2つを「労働保険」
- 医療保険、年金保険、介護保険の3つを「社会保険」
と呼びます。ただし、この5大保険をまとめて「社会保険」と呼ぶ場合もよくあります。