長時間残業はつらいものです。残業したぶん帰りは遅くなりますし、身体の疲れも取れません。憂鬱になることでしょう。
そんな「残業」ですが、じつは退職時は有利に働くことが多いのが現実です。詳しく見ていきましょう。
「残業させた会社が悪い」会社都合退職になる3つの残業パターン
- 1ヶ月の残業が100時間超え
- 連続する過去2ヶ月~6ヶ月の期間で、残業が平均月80時間月超え
- 過去3ヶ月連続で45時間を超えている
この3つのパターンのいずれかに当てはまると、ほかのいっさいの理由に関係なく「会社都合」退職あつかいとなります。
その場合は特定受給資格者といって、雇用保険の失業給付を受ける際に優遇されることになっています。
「残業」が長いのは自分の能力が無いから?
「残業は能力の無い社員がするもの。有能なやつはさっさと帰っている」
一見すると正しい意見にも見えますが、そもそも能力が高い・低いというのは誰が何をもって判断しているのでしょうか。
なぜなら「能力」と言っても、実際には「その時代が必要とする能力」なだけだから。つまり、「時代が求めるものと、自分が持ってるものが合ってない人」が生きていけないんだよね。
たとえば、「血、見るの怖い」とか「生きてる動物を殺すとかありえない」みたいな人、今の時代ならなーんも問題ないけど、狩猟時代に生まれてたら食べていけませんからね。
引用元:いつだって2割の人は生きていけない – Chikirinの日記 https://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20180718
あなたの適正を見いだして、あなたに適切な仕事を振るのは上司であり、会社であるはずです。いま社会に求められているのは「仕事が遅い」となじる上司ではなく、「どうしたら仕事を早く終えられるのだろう」と一緒に考えてくれる上司であると思います。
詳しい事情を存じ上げませんが、あなたは悪くないと私は思います。