求人情報閲覧だけで求職活動実績とみなされるのか

雇用保険の基本手当(失業給付)を受け取るためには、就職活動の実績が必要です。

失業給付は4週間ごとに受け取ることができ、そのあいだに原則2回の活動実績が無いと受け取ることはできません。

では「2回の活動実績」とは何が含まれるのでしょうか?ハローワークに設置してある求人情報のパソコン閲覧だけで、実績とはみなされるのでしょうか?

結論は、地域によって異なる

結論から申し上げると、「地域により異なる」と言うほかありません。なぜならハローワークは、その所在地ごとにやや異なる運用を行っているためです。

  • 相談窓口で職員に相談してはじめてハンコを貰えるところ
  • 求人情報の印刷を行い「持ち帰って検討する」と職員に伝えてハンコを貰えるところ
  • 求人情報の閲覧のみでハンコを貰えるところ

など、さまざまです。

国やハローワークは「情報閲覧だけではNG」と明確に否定

ハローワーク求人情報の閲覧だけでOKかNGか
厚生労働省やハローワークのしおりでは、以下のとおり求人情報の閲覧だけでは求職活動にならないと明確に否定しています。

新聞、インターネットなどでの求人情報の閲覧、単なる知人への紹介依頼だけでは、この求職活動の範囲には含まれません。
1.求人への応募
2.ハローワークが行う、職業相談、職業紹介等を受けたこと、各種講習・セミナーの受講など
3.許可・届出のある民間機関が行う、職業相談、職業紹介等を受けたこと、求職活動方法等を指導するセミナー等の受講など
4.公的機関等が実施する職業相談等を受けたこと、各種講習・セミナー、個別相談ができる企業説明会等の受講、参加など
5.再就職に資する各種国家試験、検定等の資格試験の受験

雇用保険受給資格のしおり
求人情報の閲覧のみでハンコを押してもらえるところもあれば、厳格にルールを守って運用を行っているハローワークもあり、やはり実態は異なるようです。

私の住んでいる福岡東エリアでは求人情報の閲覧のみで問題は無さそうでした。
わたしたちは、退職後の支援を必要とする方々に必要な情報をお届けし、よりよい社会環境の発展に貢献致します。

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