コロナウィルスの影響について

全国退職者支援会でございます。

ニュースでご存知のとおり、変異株を発生した新型コロナウィルスが、引き続き世界中で猛威を振るっています。
1年2年と経過しても収まる気配がありません。

皆さんも、これまでの日常生活や働き方に、大きく制限がかかっている中にあるかと思います。私どもも同じく苦しい状況です。

突然の解雇など深刻な相談が増えています

支援会としても、退職をお考えの方々からのご相談を受ける中、働く環境に大きな変化が起きていると感じています。
業務に混乱をきたしている企業もあれば、事業継続が困難となり会社を閉じる決断をした企業も多いようです。

従業員としても困難に直面されている方が多く、職場に暗い空気が漂うならまだしも、職場に缶詰めになったり、そもそも働かせてもらえなかったり、仕事がないため契約終了をほのめかされたり…。
挙げ句に、事業所閉鎖や会社倒産として解雇を言い渡されてしまい、突然のことで対応に困ってしまってご相談いただく方も増えています。

世界中が緊急事態であり、従来どおりの動き方にならないのはもっともです。
しかしいくら緊急事態とはいえ、無理な勤務を重ねるのは本末転倒ですし、仕事がないからという理由で給与が貰えないのもまた問題です。

たしかにいまは、世界が一丸となってコロナウィルスを封じ込めようと全力を尽くす場面だと思います。
しかし、そうだとしても職場で無理を重ねて倒れたり、日々の生活がままならない状況となってはいけません。

最近「日本城タクシー」が、従業員の給与確保のためにバスを売却した話を聞きました。
ニュース記事:https://grapee.jp/798873

このような行動ができる企業がある一方で、そのような対応ができる余力がない企業が多いことも、私たちはよく知っています。
相談をいただく方々のお話から見える各企業の現状は、とても悲惨なものになっており、給与が出せなくなったからと言って売るものも無いという会社がほとんどです。

こんなときこそ公的給付金制度を活用してください

このようなときこそ、今とれる現実的な手段として支援会が提案している「公的給付金制度」を活用していただきたいと思います。

「労働者の権利」はあなたが思うより、広く適用できる場合があります。そのひとつが公的な給付金です。
これらの給付金制度は、雇用主すら知らない場合が多々あります。支援会が立ち上がって1年半が経過しましたが、いまだに「会社に尋ねても、まったく知らない制度でピンと来ていなかった」という内容を多く聞きます。
公的な給付金制度は私たちが毎月給与から天引きされている「雇用保険・社会保険」を原資として出るものですから、雇用主のふところが痛むものではありません
総務部のないような中小企業がそこを理解していないと「うちからこれ以上出せるお金はない」などとよくわからないままに突っぱねられる可能性もあります。

どうかコロナウィルスを発端とする「心身的な辛さ」をお感じの場合であっても、「みんな苦しい時期なのだから仕方がない」と諦めるのではなく、「支援会を頼る」「決して無理なく生活が続けられる」選択肢があることを思い出していただきたいです。

間違っても、「雇用主に言われるまますぐに会社を辞めた」「契約終了と言われた」と鵜呑みにしないでほしいです。かならず何か返事をする前に、支援会にご相談ください。退職後では給付を受けられなくなります

給付金の活用で再起をサポートします

コロナウィルスの影響は今後何ヶ月に及ぶか分かりません。現時点ですでに「2020年中に終息しない可能性」すら指摘されています。
しかし、給付金は最大28ヶ月お受け取りいただけます
給付金がしっかりと受けられれば、コロナウィルスの影響が長期化しても耐えられることでしょう。
今回のコロナウィルスの影響で退職をお考えの方、退職を余儀なくされた方は、ぜひご検討いただきたいと思います。

繰り返しになりますが、給付金を受けると受けないとでは、その後の生活に大きな違いが生まれます。
決して「私に関係ないもの」と無視しないでください。
「給付金の受給条件に当てはまる方」には積極的に受けていただきたいと考えています。

皆さん給付金で再起されています。
そのための給付制度ですし、何より「その後の生活が向上した」「人生の質が上がった」「気持ちを新たに、よい企業に巡り会えた」例を私たちは知っています。

お客様事例:https://taishoku-support.com/review

いま溺れかけている方に向かって、浮き輪を投げ込むのをためらう人はいません。苦しい時期ですが、穏やかな日々はきっとまたやってきます。

余談ですが、イタリアではコロナウィルスがきっかけで看護師が過重労働になり、「10時間も働かされ続けた」と涙ながらに訴える件がニュースになったそうです。
https://twitter.com/sugikota/status/1237947899222188032

「10時間も働かされた」と涙するイタリア人です。そしてイタリアは、日本よりも労働生産性が20%高い国です。
これが日本の現状を物語っていると私は感じました。

支援会は、コロナウィルスで困難に直面している日本の働く人が前を向くためのサポートを全力でさせていただきます。

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