介護退職をきっかけに介護職に転職した山口様(40代男性)

お名前:山口 慎吾 様(仮名)
ご年齢:40代中盤
前職:トラック運転手 年収約450万円
現職:介護職(訪問介護) 年収約250万円

20代のころから様々な仕事を転々としていた山口様。30代になって始めたトラック運転手の仕事がご自分に合ったようで10年以上続けられていました。しかし、ご家族の介護でやむを得ず退職。介護に追われる日々を過ごしながらも次の仕事はどうするかと考えられていました。
やがて1年ほどして、なんと介護職に転職。介護が楽しいと思えたそうで充実した毎日を過ごされているそうです。

インタビュー

前職を教えてください。

トラック運転手です。長距離の運送業でした。

10年以上そのお仕事を続けられていたとお聞きしました。

はい。そうです。
それまではアルバイトも含めて色々な仕事を転々としていたのですが、トラック運転手は飽き性な私にも合っていて、色々な土地の景色を眺めながら走るのは楽しかったです。結果的に10年以上になりました。

その前職を退職された理由は何だったのでしょうか。

母の介護の必要が出たためです。
私は現在までずっと独身なのですが、父は私が小さい頃にすでに他界しておりまして、それまでは「なんでも好きなことをしていいよ」と言われていた母に甘えて好きなようにさせてもらっていたのですが、さすがに最後は面倒をみないといけないと思い仕事を辞めて介護に集中することにしました。

大変ですね。

そうですね。時間的や体力的に大変という意味ではそうでした。
ただ、私は不思議と全く「つらさ」のようなものは感じなくて、母とのコミュニケーションが以前よりも密になったことも嬉しく、また「次に何を準備しておけばよいか」を1日の流れを踏まえて考えることもゲームのように楽しかったです。トラックだとイレギュラーなことの種類は事故や渋滞などある程度限られるんですが、介護では人が相手なので気分でも要求が変わるんです。それすら予測してやろうと色々と考えていたら結構楽しくなっていまました。

必要に迫られた介護が楽しかったというのは正直意外です。

そうですよね。自分でも変わった感性をしていると思います。笑
それでも本当に楽しく母と一緒に過ごすことができました。

それで介護を次の仕事にと考えられたのですね。

はい。最後の最後まで母の「自分がやりたいことをやりなさい」の精神は変わらず、私もそれに応じて好きなことをすることにしました。
介護は給与があまり良くないと言われてもいましたが、私はあまり贅沢な暮らしには興味はありませんので好きなことをやろうと思いまして、母の最期を看取ったのち介護職を探し始めました。

介護のお仕事はすぐに見つかったんでしょうか。

いいえ。自分で最初は探していたのですが、数はあってもどうにもしっくりくる職場がなくて、それで支援会の就活サポートを見つけて相談しました。
自分の介護への思いをアドバイザーさんにぶつけましたら、利用者さんから評判が良いという訪問介護サービスの会社を紹介されました。近くだったので事務所に訪問もしまして雰囲気が良かったのでそちらに決めました。

今の職場はいかがですか。

楽しいですね。毎日充実しています。
利用者さんも良い人が多いですし、色々と一生懸命考えてお世話をさせてもらっていたら、みなさん「ありがとう」と言ってくださるので毎日がんばれます。

思った通りの職場環境だったんですね。

そうですね。事前に考えていた通りの職場でしたし、思ったよりも教育や研修も充実していてスムーズにお仕事に入れました。仕事としては未経験者の私がほとんど何も戸惑うことがなかったので素晴らしい研修制度ができていると思います。

職場の教育制度は重要ですね。

はい。支援会の皆様のサポートのおかげで安心してこれまで経験したことがない仕事でもスムーズに始められました。

お役に立てましたようで光栄です。本日はありがとうございました。

ありがとうございました。

まとめ

トラック運転手として各地を転々とする毎日を送っていた山口様。しかしご家族の介護の必要に迫られて退職となってしまいます。

しかしその介護の経験から、むしろ介護が好きになった山口様は、介護を仕事にすべく再就職先を探し始めます。ただ、多くの再就職先候補があって選び方に迷っていたとき、就活サポートをお受けいただいて転職先をお決めいただきました。その結果、初めての業界でもスムーズに仕事が始められるほどに研修制度が充実した職場に転職することができ、今は好きな仕事で楽しい充実した日々を送っていらっしゃいます。

全国退職者支援会では、今後も現職よりもよりご自分にあったお仕事に転職され充実した生活が送れるように、労働者の皆様をサポートしてまいります。そしてそれが結果として企業・事業者としてもミスマッチを減らすことに繋がると信じております。
ぜひ応援、ご協力お願い致します。

※本記事は実際のお電話での相談を元に読みやすく表現を調整して掲載いたしております。
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