お名前：河辺 義人 様（仮名）
ご年齢：50代後半
前職：半導体製造業 副工場長 年収約800万円
現職：半導体製造業 品質管理部 年収約700万円
理系大学を卒業して新卒入社した半導体製造業に、30年以上勤められていらっしゃった河辺様。結婚して子どももでき、順風満帆な人生を送っていました。
ところがそんなある日に突然、夫婦間に問題が発生します。結局修復することは不可能となり離婚することが決まりました。
それを境に仕事に身が入らなくなってしまった河辺様。結局、医師の診断を受けて退職を勧められ、長年勤めた会社を退職してしまいます。
退職後もしばらくはかなりふさぎ込んでいたようですが、回復された現在は改めて半導体関連のお仕事に戻られ、元気に働かれていらっしゃるようです。
インタビュー
前職を教えてください。
半導体製造業で工場勤務でした。最初は作業がメインでしたが、長年勤めていましたので、やがてだんだんと昇進があって、最終的には副工場長という肩書で工場長と一緒に工場全体を統括するような役割でした。
今話題の貴重な資源を扱う職場ですね。
おっしゃる通りですね。
いえ、私がすごいという話ではなくて。笑
ただ、業界としては様々な理由で、以前にも増して貴重な資源・部品を扱う現場ですので、かなり気を使って仕事をしていました。これは転職した今もですが。
前職を退職された理由は何でしょうか。
きっかけは離婚問題です。
実は元妻に浮気をされまして…。
お恥ずかしい話、10年以上も不倫相手の方と関係が続いていたことを全く気付いていなかったのです。
あるとき偶然二人を見かけたという同僚から話を聞きまして、その後やっと疑って調べてみたら真っ黒でした。
大変な状況ですね。
えぇ。本当に…。
離婚までは紆余曲折あり、かなり労力を使って疲れ果てました。
ただ、一方でショックすぎてかえって冷静になってしまって「ネットで見た修羅場エピソードみたいだな」などと他人事みたいなことを考えていましたね。
ですので、自分では大したダメージはなかったと考えていたのですが、だんだんと仕事に行くのがおっくうになってきたんです。
体調がよくなかったということですね。
はい。そうです。
最初は内科でCTスキャンやMRIなどの検査を受けたのですが、全く異常はなく、結局、最終的に心療内科で診断をもらいました。
離婚が発覚した時以上に、自分では認めたくなくてショックだったことを覚えています。
離婚問題のうえに病気にもなるというのは二重苦ですね。
つらかったですね。
それでも子供2人は養っていかないといけないですし、どうしようかと悩んだ末に、支援会に相談させていただきました。
そうだったのですね。その後はどれくらい期間を空けて再就職されたのでしょうか？
だいたい2年くらいです。
ゆっくり休むべきと病院の先生に言われたことと、子どもたちが当時高校2年生と中学2年生で、2年経てばかなり手がかからなくなると思って、そこまで休もうと決めました。
お子様もいらっしゃるのですね。それは大変だったことと思います。
はい。
2人いまして、今は大学生と高校生になっています。
確かに大変なこともありましたが、上の子は一人暮らしを始めたので高校生1人の世話をするだけになり、今はだいぶん楽になりました。
それで現在の職場に転職されたのですね。
はい。
就活サポートを受けて、前職と同じ半導体製造関連で就職をしました。
運よく採用してもらえるところがあって良かったです。
今の職場はいかがですか。
働かないよりは働いているほうが好きですので、とても毎日充実しています。
また、責任が少し前職よりは軽くなったので、気負いをせずに働けています。
やっぱり忙しいのは忙しいですけどね。笑
楽しんで働けているようでなによりです。
はい。支援会の皆様のサポートのおかげです。
お役に立てていましたら光栄です。本日はありがとうございました。
ありがとうございました。
まとめ
離婚問題という家庭の事情がきっかけで、長年勤めた仕事を退職せざるを得ない状況になった河辺様。仕事がつらかったわけでもない状況で退職するのは勇気も必要だったことと思います。それでも河辺様は、一度しっかりと休んでそれから再起することを決断されました。
その後河辺様は、給付金申請サポートをお受けいただいて2年ほど休んだあと、改めて就活サポートを受けて転職されました。かなりしっかりとアドバイザーと相談していただき、綿密な計画のもと再就職活動をされたとお聞きしております。その結果、前職の経験を活かした転職ができ、現在も前職と同じ半導体製造関連で忙しく、しかし楽しんで働かれていらっしゃるようです。今後も充実した気持ちでお仕事を続けていただきたいと思います。
全国退職者支援会では、今後も現職よりもよりご自分にあったお仕事に転職され充実した生活が送れるように、労働者の皆様をサポートしてまいります。そしてそれが結果として企業・事業者としてもミスマッチを減らすことに繋がると信じております。
ぜひ応援、ご協力お願い致します。
※本記事は実際のお電話での相談を元に読みやすく表現を調整して掲載いたしております。
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