小さなきっかけで会社に居づらくなった村越様(30代男性)

お名前:山本 圭吾 様(仮名)
ご年齢:30代前半
前職:半導体素材製造工場オペレーター 年収約250万円
現職:自動車部品組立工場作業員 年収約280万円

大学を卒業して、新卒で半導体メーカーに勤められていた村越様。人との関わりが苦手だったのであまり人と話をしなくて済む製造工場の仕事は気に入っていました。
しかし、小さな事件をきっかけに会社や同僚との仲が急激に悪化。会社に居づらくなり退職することになりました。
現在は、自動車部品メーカーで組立作業に従事。ご自身はまた一人で黙々と進められるお仕事に就けたと満足されているそうです。

インタビュー

前職を教えてください。

半導体工場でオペレーターをしていました。機械の操作をしてそれが正しく動作し続けているかを監視するお仕事です。

集中力の必要なお仕事ですね。

はい。そうです。
暇そうに見えることもあるのですが、なにかあればすぐに飛んでいかないといけないので、神経を使う仕事でした。

それが前職を退職された理由なのでしょうか。

いいえ。仕事自体は黙々と人と話をせずにすることが自分には向いているので、仕事がきつくてやめたいと思ったことは一度もありません。
むしろ人と話をするのが苦手な自分には天職でした。

それでも前職を退職された理由は何でしょうか。

ささいなきっかけでしたね…。
ある日、会社でなにもないところで転んでしまったことがあったんです。
そのとき、運悪くかなり重い捻挫をしてしまい靭帯を損傷してしまったんです。
それで数日間仕事を休むことになったんですが、そのあとが大変でした。

どう大変だったのでしょうか。

会社にその件で労災の申請をしたいと相談したのですが、それを拒否されたのです。
社内で起こったことなので労災で間違いないのですが、どうしても認めたくないようで、最終的にはけんかのようになってしまいました。

それはつらいですね。それが退職の理由でしょうか。

いいえ。それだけではないんです。
それで会社と揉めていたら、同僚にもその噂が広まったらしく、私のことを「いいがかりをつけている人」のように扱ってくるようになりました。
陰で悪口を聞こえるように言われることもあって、非常につかれました。
その結果、捻挫だけでなく体全体に体調も悪くなってきて、退職をすることにしました。

その後はすぐに転職されたのですか?

いいえ。
しばらく2年近く休みました。
思ったよりも疲れ切っていたようで、自分が回復したと自信が持てるにはしばらくかかりましたね。
その間、給付金申請サポートを受けさせていただきました。金銭的な心配はなかったので非常に感謝しています。

ありがとうございます。それで休んだあとは現在の職場に転職されたのですね。

はい。
今度は自動車部品工場で作業をしています。
これも就活サポートを受けて紹介いただきました。

今の職場はいかがですか。

楽しいです!
前職と変わらず黙々と作業ができるので、自分の好きなスタイルですし、一方で休憩時間などに接する同僚の方も良い方が多いので安心して働けています。

働きやすい環境を見つけられたようでなによりです。

はい。支援会の皆様のサポートのおかげです。ありがとうございました。

また何かございましたらいつでもご相談ください。本日はありがとうございました。

ありがとうございました。

まとめ

10年近くの長い期間勤められた職場を、本当に小さなきっかけで一気に信頼関係が崩れて退職された村越様。集中力が必要なお仕事だったからか退職後もしばらく休養することになります。

村越様は、給付金申請サポートをお受けいただいて2年近く休養されたあと、就活サポートを受けていただき転職されました。その結果、再びご自分の好きなスタイルのお仕事に就くことができ、今度は前職よりも安心して落ち着いて働けていらっしゃるそうです。やはり安心して働けることは仕事選びには基本中の基本ですね。

全国退職者支援会では、今後も現職よりもよりご自分にあったお仕事に転職され充実した生活が送れるように、労働者の皆様をサポートしてまいります。そしてそれが結果として企業・事業者としてもミスマッチを減らすことに繋がると信じております。
ぜひ応援、ご協力お願い致します。

※本記事は実際のお電話での相談を元に読みやすく表現を調整して掲載いたしております。
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