継続雇用で内勤から現場へ、体力が限界だった小野寺様(60代男性)

お名前:小野寺 良純 様(仮名)
ご年齢:60代前半
前職:大手メーカー子会社 年収約700万円
現職:小規模流通会社 年収約250万円

新卒から定年まで大手メーカー関連会社で勤務されていた小野寺様。定年まで安心してお仕事を真面目に続けられていらっしゃいました。定年の60歳となったとき、会社から継続雇用の条件を提示されたところが、それまで続けていた内勤業務ではなく工場作業での勤務でした。
最初は素直に従った小野寺様でしたが経験がなく覚えることが多かったためやがて体調を崩してしまいます。やむを得ず退職され、現在は小規模ながら内勤職として雇ってもらえる会社を見つけて働かれていらっしゃいます。

インタビュー

前職を教えてください。

大手メーカーでの勤務です。最初は内勤で事務仕事をしていたのですが、定年まで40年やってきた業務から継続雇用をきっかけに外され、そこから1年くらいは工場で作業をしていました。

40年間やってきたお仕事が全く別の業務になったのですね。

はい。その通りです。
会社にどのような考えがあったのか、今となってはわかりませんが、最初は素直に仕事を覚えようと必死でした。

それでも前職を退職されることになったのですね。

そうです。
私自身は真面目に覚えているつもりでしたが、結果としてはミスが多く、職場の同僚の方に迷惑をおかけすることがよくありました。
そのたびに改善をしようと意識をするのですが、歳だからかなかなか覚えられず、申し訳ない気持ちになっていました。

大変な状況ですね。

はい。半年くらい続いたあとはだんだんと仕事に行くこと自体がつらくなってきまして、それで休みがちになり、最終的に病院で診断を受けることになりました。

それで退職されたのですね。

そうですね。結局継続雇用開始から1年ほどで退職しました。

その後はすぐに転職されたのですか?

いいえ。なかなか体力的に精神的にも回復しませんでしたので、しばらく1年ほど休みました。
その際に給付金申請サポートを受けさせていただきました。

その後、現在の職場に転職されたのですね。

はい。
1年ほどして回復してきたころ、たまたま近所の会社の入り口に貼ってある求人募集の貼り紙を見て問い合わせをしました。
実は求人の貼り紙には年齢条件が書かれていなかったのですが、最初は想定していたよりも年齢が上の人が来たとかなりびっくりされていました。笑
それでもお話をさせていただいたところ、給与面でも私は多く望みませんし経験からお役に立てると思っていただいたようで採用となりました。

今の職場はいかがですか。

安定しています。
特に変わったこともありませんし、素晴らしく良い福利厚生もありませんが、とても安心して落ち着いて働ける忙しすぎない職場で満足しています。

長く勤められそうですね。

そうですね。
もう年齢も60代中盤にさしかかっていますので、この会社で最後にしようと思っています。

ご自分に合った環境を見つけられたようでなによりです。

はい。支援会の皆様のサポートあってのことです。本当にありがとうございました。

今後もお体に気をつけて続けられてください。本日はありがとうございました。

ありがとうございました。

まとめ

継続雇用により労働条件が全く別物になり、事務職から工場現場へ配置転換された小野寺様。真面目にその指示に従っていましたが、なかなか仕事が覚えられずミスが多く悩んだ結果、体調を崩してしまう状況になります。1年ほど続けましたが結局退職を決められました。

その後、小野寺様は給付金申請サポートをお受けいただいてしばらく休んだあと、偶然見つけた小さな会社の総務庶務のお仕事に転職されました。現在は、また安定したお仕事内容で落ち着いてお仕事をされていらっしゃるそうです。

全国退職者支援会では、今後も現職よりもよりご自分にあったお仕事に転職され充実した生活が送れるように、労働者の皆様をサポートしてまいります。そしてそれが結果として企業・事業者としてもミスマッチを減らすことに繋がると信じております。
ぜひ応援、ご協力お願い致します。

※本記事は実際のお電話での相談を元に読みやすく表現を調整して掲載いたしております。
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