派閥争いから逃れるために転職した石川様(30代女性)

お名前:石川 麻里奈 様(仮名)
ご年齢:30代後半
前職:公立中学校 養護教諭 年収約400万円
現職:私立中高一貫校 養護教諭 年収約400万円

養護教諭として長年勤めていた石川様。あるとき、職員同士の派閥争いに巻き込まれてしまいます。興味がないのでどっちつかずの態度をしているとなおさら状況が悪化。
こんな人達とは関わり合いになりたくないと、理念のしっかりしている私立に転職して平穏な生活を取り戻しました。

インタビュー

前職を教えてください。

養護教諭です。現職も養護教諭です。違いとしては前職が公立で、現職が私立ですね。

ずっと養護教諭として働かれていらっしゃるのですね。

はい、そうです。仕事内容としては自分には天職だと思っています。

それでも前職を退職された理由は何でしょうか。

学校内で先生同士でグループ、いわゆる派閥ができていて、その対立が激しくて巻き込まれそうになったからです。いえ、もう巻き込まれてしまっていましたね…。
教頭先生派と教務主任派という派閥だったのですが、致命的に仲が悪く、しかもどちらも主要メンバーは正直素行が良いとは言えない人たちで、まるで「不良グループのにらみあい」でした。
こんな人たちに子どもたちを導けるのかと愕然としましたね。親御さん方にも申し訳ないと思ってしまう状況でした。

それは大変でしたね。

はい。
私は派閥争いには全く興味がないので気にしないで自分の仕事をしていたのですが、ある日味方を増やそうとした教頭先生派の人たちから派閥に入るようなお誘いを受けるようになりました。
「派閥に入りませんか」と言うわけではありませんが、ことあるごとに飲み会などに誘われて、最初は断っていたのですが結局どうしても断りきれずに参加しました。ひとまず参加するだけ参加してやりすごそうと、悪口が出てもそれに同意をすることなく、できるだけ他の方から仲間だと思われないようにして飲み会の時間を過ごしました。
しかし、翌日から教務主任派の人たちからあからさまに無視されるような状況が発生してしまったのです。

大変な状況ですね。

はい。あれには参りました。
私はただ平穏に生活したかっただけなのですが、ひと晩で一気に派閥対立の渦中に巻き込まれました。つらかったです。

それで現在の職場に転職されたのですね。

はい。
そこから1ヶ月を待たず、「もうここで仕事をするのは無理だ」と決心して、心残りもありましたが違う職場へ転職することに決めました。
就活サポートを受けて再就職先を探しましたところ、私立の中高一貫校でとても落ち着いた校風のところで養護教諭の募集があるということで、そちらに応募して採用されました。

今の職場はいかがですか。

とても安心して働けています。
勉強だけがすべてではないと理解していますが、やはり進学校の子どもたちは落ち着いていて接しやすく、仕事もやりやすいです。
先生方も勉強を教えることに心を尽くしているので、変な派閥争いや無駄な飲み会などは一切ありません。落ち着いた環境とはこういう場所のことだと実感しています。

働きやすい職場を見つけられたようでなによりです。

はい。
就活サポートがなければ、自分で探してまた同じような問題がある学校に行っていたかもしれませんので、支援会のみなさまには感謝しています。

お役に立てまして光栄です。本日はありがとうございました。

ありがとうございました。

まとめ

養護教諭として長年活躍されている石川様。学校も一つの職場ですので、人間関係の問題や派閥争いなどが起こることもあります。石川様は、派閥争いには全く興味がなかったのですが、ひょんなことから派閥争いに巻き込まれてしまいます。

他の職員に無視されるなど仕事にも支障がでてきたため、石川様は転職を決意され、就活サポートを受けて転職をされました。その結果、今度は派閥争いなど無駄なことがない学校で安心して養護教諭を続けていらっしゃいます。

全国退職者支援会では、今後も現職よりもよりご自分にあったお仕事に転職され充実した生活が送れるように、労働者の皆様をサポートしてまいります。そしてそれが結果として企業・事業者としてもミスマッチを減らすことに繋がると信じております。
ぜひ応援、ご協力お願い致します。

※本記事は実際のお電話での相談を元に読みやすく表現を調整して掲載いたしております。
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