希望の職種にキャリアアップ転職された常磐様(30代女性)

お名前:常磐 翔子 様(仮名)
ご年齢:30代前半
前職:不動産会社 事務職 年収約200万円
現職:EC事業大手 広報職 年収約450万円

大学院を修士過程で卒業されている常磐様。大学院時代に就職活動がなかなかうまくいかず、最終的に地元の小規模な企業で事務職としてパート職員のように働かれていた常磐様。
実家から通い始めてそのまま気づけば6年以上働き、それでも良いかと思い始めていたところでしたが、きっかけがあり転職を考えるようになりました。
再就職先を探し始めたところ、早々に大手企業からのお声がかかり、結果的に学生時代に希望していた職種に転職することができました。

インタビュー

前職について具体的に教えてください。

前職は、地元の不動産会社で事務職をしていました。

新卒で入社されたのですよね。

はい。新卒で入社しました。
大学院の修士課程を出ているのですが、なかなか就職活動がうまくいかず、大変でした。結局最後まで決まらず、このまま就職浪人かと思っていたところに、たまたま地元の不動産会社で事務員の欠員があって募集されていましたので、そちらに連絡をしたところ採用になりました。
もともとベテランの事務員さんが辞められたあとに新社会人を採用してくださったのですが、慣れないことで会社の方にもご迷惑をおかけしましたし、教育もきちんとしていただきました。感謝してもしきれないほどです。
もともと就職活動をし始めたときには想像していなかった職種でしたが、本当に良くしていただける方ばかりでしたので、毎日充実して過ごしていました。

そのような充実した毎日で、転職活動をすることになったのはなぜでしょうか?

そのまま20代を過ごしていたのですが、30歳が目前にせまった頃に、親から何がきっかけだったのか「家から出て自立してみたらどうだ」と言われることがあり、今後の人生を考えるようになりました。たしかにそのときには家事も食事もまかせっきりでしたので、自分でも「このままでいいのかな」とは漠然と考えていました。
それでどうせ家を出るなら仕事も変えてみようと思い立ちました。

転職先はどのように決められたのですか?

最初は求人雑誌を見たり、その後はハローワークの求人を見たりしていましたが、どれもピンと来ませんでした。そんなあまり目的のない転職活動を3ヶ月くらいしていたのですが、結局行きたいと思うところも見つからず応募せずじまいで時間が過ぎていきました。
さすがにこのままではダメだと思い、もっと広く探してみようと考えてネットで転職サイトを探していて、支援会を見つけて相談しました。

そして今の会社が見つかったのですね。

はい。登録させていただいて、しばらくキャリアアドバイザーの方からのご連絡を待っていたのですが、初回のご連絡で少し興奮気味に今の勤め先の求人がずばりマッチするということでお話をいただきました。
私よりもアドバイザーの方のテンションのほうが高かったのをよく覚えています。(笑)

それがECサイト大手の某社だったのですね。

はい。そうです。
ちょうど業務拡大で人を増やしていたところへ、広報部の方で先に退職された方がいらっしゃったようで、急ぎ欠員を埋めたいということでした。
どうも私は欠員を埋める立場になりやすいようです。(笑)
実は私の大学院での研究分野は、社会心理学からマーケティングも少しかじったような分野でしたので、うまく合致していました。
それにあとから分かったことですが、部署全体に学歴が高い、と言いますか大学院まで出ていらっしゃる方が多かったようで、そのあたりも欠員補充に魅力的に映ったようです。企業によっては大学院以上の学歴を敬遠するところも多かったのでありがたいと思いました。

現在の職場はいかがでしょうか。

今は、広報の業務を行っています。まだまだ新人ですので補佐係としての作業を任されることが多いですが、やはりみんなが知っている企業の広報というのは身が引き締まる思いです。緊張はしますね。
ただ、今の職場でも、みなさん本当に良くしていただきますので、安心して働けています。

毎日充実していらっしゃいますね。

はい。
もともと大学院時代の就職活動では、最初に広報職で数社応募して不採用となり、その後意気消沈して様々な職種に手当たり次第に応募するという就職活動をしていました。今から思えば、その「手当たり次第」が就職活動をなおさらうまくいかなくしていたのかもと思います。
今回、縁があってもともと希望していた広報職に就けることになったので、このご縁を大切にしてがんばっていきたいと思います。

はい。今後のご活躍をお祈りしております。本日はありがとうございました。

はい。こちらこそ良いご縁をいただきまして、ありがとうございました。

まとめ

なかなか就職活動がうまくいかずに疲れていたところ、縁があり実家の近くの不動産会社に新卒入社された常磐様。「妥協」とはおっしゃられませんでしたが、就職当初は複雑なお気持ちだったのではないかと推察いたします。
しかしそれでも就職してみたら職場環境は良かったようで、6年以上の間を勤められました。

30歳の節目を前にして、一念発起して転職活動を始められた常磐様。最初は、どうも自分に合った求人情報がなく、さらにご自身でもあまり明確な転職先のイメージもなく漠然とされていたようですが、支援会に相談いただいた結果、なんと学生時代に希望だった広報職に就くことになりました。
現在は「駆け出しの広報職」として忙しくも充実した日々を送られているようです。
常磐様がプレスリリース等で記者を前にお話される機会を楽しみにしています。

全国退職者支援会では、今後も現職よりもよりご自分にあったお仕事に転職され充実した生活が送れるように、労働者の皆様をサポートしてまいります。そしてそれが結果として企業・事業者としてもミスマッチを減らすことに繋がると信じております。
ぜひ応援、ご協力お願い致します。

※本記事は実際のお電話での相談を元に読みやすく表現を調整して掲載いたしております。
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