ご自身のペースで生きる楽しみを見つけられた三浦様(50代女性)

お名前:三浦 裕子 様(仮名)
ご年齢:50代後半
前職:医療関係(副看護師長) 年収約600万円
現職:事務職(パート)+自営業 年収約450万円

医療関係に新卒から数十年勤められ、責任ある立場を任されるようになっていた三浦様。しかし、やがて体力が持たなくなり、そのうちに精神的なダメージも蓄積されるようになっていました。
ある日一念発起してお仕事を辞め、休みながら今後の人生をゆっくり考えた結果、現在は少しのパートと趣味で作る手芸品のネット販売という余裕を持った生活を送られています。

インタビュー

前職について具体的に教えてください。

前職では、病院で看護師として働いていました。副看護師長として病棟の管理を任される立場でした。

前職を退職されたきっかけは?

自分で望んだことでもあったのですが、責任ある立場になって結果的にやることが増え、仕事がまわらなくなってきました。しかしそれでも患者様のために仕事を投げ出すわけにも行かず、やがてメンタルもやられてきました。

厳しい状況ですね。

はい。実際には、さらに下の看護師の子たちから突き上げもありつらかった記憶があります。そんな日々で、ある日どうしても職場に行けない日がありメンタルクリニックに行くと、考えていたよりも相当重い診断をもらい、びっくりしました。それで退職を決意した次第です。

退職後はどうされていましたか?

資格もありましたし再就職先はすぐに見つかるとは思ったのですが、実際に再就職先をあたってみるとかなり給与が下がることがわかりました。それで、まずは休んで様子を見ようということで、給付金申請サポートを受けてしばらく休むことに決めました。

退職後は趣味に没頭されていたとお聞きしました。

はい。退職後は、しばらく休んでいたのですが、医師の先生から全く何もしないよりは何か趣味でもしたほうが良いとお聞きして、もともと以前からの趣味であったビーズ作品やぬいぐるみなどを作り始めました。

それが人気になったのですね。

人気になったというのは言い過ぎです。(笑)
ただ、まずは知人からそれを見て譲ってほしいと言われて「そんなに価値があるのか」と気づいたことと、家族から「ネットで売ってみたら」と言われて試しにそうしてみたら、売れるようになりました。

今はどのような生活をされているのでしょうか。

ネットでの手芸品販売がメインで、毎月20万円前後を売上げています。毎日趣味に没頭しているようなものですね。(笑)
その他に近所の友人から仕事を少し手伝ってほしいということで事務職のアルバイトを週に1-2回程度しています。
かなり気楽な生活になりました。

無理をしない生活になったということですね。

はい。常に緊張した状況ということがなくなったので、日々落ち着いて生活できています。
安心できる生活というのは、本当に何ものにも代えがたいですね。

今後もゆっくり安定した生活が続くことをお祈りしております。ありがとうございました。

ありがとうございました。

まとめ

病院で病棟を複数任されるような立場で仕事をされていた三浦様。好きで始めた仕事ではありましたが、やはり責任が重く、やがてかなりのプレッシャーを感じるようになっていました。

ある日どうしても出勤できない状況になり、メンタルクリニックを受診したとき、ご自身の想像していた病名よりも相当重い診断がつきました。それをきっかけにお仕事を辞めて、ゆっくり過ごすことになります。

その後は、休みながらその後の生き方を探していらっしゃいましたが、趣味の手芸品が試しに売ってみたところかなり人気になることに。現在は趣味で作ったものを販売することで生計が立っていらっしゃいます。楽しみと仕事の両立ができるというのは良いことですね。

全国退職者支援会では、今後も現職よりもよりご自分にあったお仕事に転職され充実した生活が送れるように、労働者の皆様をサポートしてまいります。そしてそれが結果として企業・事業者としてもミスマッチを減らすことに繋がると信じております。
ぜひ応援、ご協力お願い致します。

※本記事は実際のお電話での相談を元に読みやすく表現を調整して掲載いたしております。
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